浜田市社会福祉協議会では、小中学校に出向き、講義や車いす体験(操作・移乗方法)などを通じて、福祉に関心を持っていただけるように福祉教育活動に取り組んでいます。

平成27年度の中学校学習指導要領(技術・家庭科編)の改訂により、家庭や地域で高齢者と関わり協働するために必要な、高齢者の身体の特徴や介護(介助)の基礎などについて学ぶことが重要となり、老人福祉施設協議会と協力し、介護現場で働くプロフェッショナルを講師に実施する「介護の基礎的講座」にも取り組んでいます。

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12月19日(火)には、金城中学校3年生28名を対象に、講師に特別養護老人ホームかなぎ園から3名の方を迎え、「介護の基礎的講座」を行いました。
最初の講義では、年齢を重ねることで起こる「身体の変化」や「老化と認知症」の違いについて写真等を用いて分かりやすくお話しいただき、また、かなぎ園で働く職員やご利用者のいきいきした様子の他、施設で実際に行われているイベントの紹介動画を視聴し、介護現場のイメージを膨らますことができました。
その後の演習では、車いすの種類や基本操作を学び、実際に乗る人・押す人に分かれ、介助される側・する側の気持ちを考える体験や福祉車輛の見学と試乗で学びを深めました。

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講座終了後のアンケートでは、「介護の仕事は楽しくないイメージだったが、動画を視聴して魅力を感じた」「介護する側が、様々なことを工夫していることが分かった」「困った人がいたら手助けしたい」といった感想をいただきました。

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介護の専門職と連携し、介護に対する理解や魅力を伝え、若い時から福祉に興味を持っていただけるように今後も活動していきたいと思います。

浜田市社会福祉協議会HP http://www.hamada-shakyo.com/
浜田市社会福祉協議会Blog https://hamadablog.exblog.jp/