ある日、ひきこもり支援を担当している社協職員が、町内企業の知人の顔を見ながら思いつきました。「ひきこもりと言われる皆さんが一歩家から出るための‘何か’をずっと探してるのですが…。あ‼そちらでやっている軽作業やらせてもらえませんか!?もちろん納期などはお約束できません!」「いいですよ(笑)やってみますか!」そんな大雑把なヒラメキと無謀な厚意から奥出雲町社会福祉協議会の“企業と社協の連携事業『つなぐ』“は始まりました。

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現在、町内企業等5社と協定を結び、メンバー(ひきこもり等)の方へ様々な就労体験の場を提供いただいています。活動を通して社会復帰への心の準備を行う中、令和4年6月末時点で、計5名が地元企業への雇用に繋がっており、地域全体での取り組みになりつつあります。また、就労以外にも『つなぐ』へ参加することで、障害年金の受給に繋がったケースや、スマホゲームばかりされるメンバーが、ある企業の活動に参加し、動物とふれあう中でいつも見ることのない屈託なく笑う姿などを垣間見ることもありました。

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今後も引き続き「何気ない幸せ」を地域の企業や関係機関と連携し繋いでいきたいと思います。

奥出雲町社会福祉協議会 https://okuizumo-syakyo.com/