ひきこもりと企業 シリーズ第4弾「農事組合法人 中国牧場」
奥出雲町
2025年10月16日
協力企業第3号である農事組合法人中国牧場の代表理事町谷修二さんにお話を伺いました!(事業内容:畜産業)
Q.ひきこもり支援としての就労体験において大切なことは何ですか?
「メンバーさん(当事者)一人ひとりの状態に応じた活動をしてもらい、無理なく関わることを大切にしています。
例えば、厩舎の掃除に無理があるメンバーさんには子牛の世話をしてもらったり、事務所の掃除をしてもらったりね。
時にはお喋りをして終わることもありますよ! それでいいんです!」
Q.メンバーさん(当事者)と接する職員さんについて教えてください。
「うちには以前ひきこもりを経験した職員がいるんですよ。
それもあって、メンバーさんに対する理解が深いと思います。
その職員が、自分がひきこもり状態だった時に話し相手の存在に救われた、って言っていましてね。
だから、お話が好きなメンバーさんとはもちろん、人との関わりが苦手なメンバーさんともコミュニケーションがとれるように、色々と工夫してい るようです。」
Q.今現在ひきこもりの状態で悩んでおられる方へメッセージをお願いします。
「もし少しの勇気を持てるのなら、実際に中国牧場に来て牛たちと触れ合ってほしいと思います。
私達は、ほんの少しですが、あなたのお手伝いをしたいと思っています。」
奥出雲町のひきこもり支援――小さな町から始まる大きな一歩
奥出雲町では、ひきこもり該当者の割合が島根県平均の約5倍にのぼるという、非常に深刻な課題を抱えています。
高齢化が進む中山間地域において、これは町全体の将来にも関わる重要な問題です。
そんな中、奥出雲町社協が始めたこの取り組みは、地域内外から多くの関心を集めています。
現在では、共に手を取り合う企業が5社にまで広がり、地域全体で支える体制が形づくられつつあります。
これまでに参加されたメンバーさん(当事者)は延べ21名。
そのうち18名が就労体験などを経てこの活動を卒業し、それぞれ次のステップへと進まれました。
*** 一歩を踏み出すあなたへ ***
いま、悩んでおられるご本人、ご家族のみなさん。
「働かなきゃ」と思う気持ちがプレッシャーになっていませんか?
でも、就労だけがゴールではありません。
ゴールは人それぞれです。
まずは、社協へお電話ください。
あなたのペースで、最初の一歩を一緒に考えましょう。
一人で抱え込まずに、つながることで見える景色があります。
電話 0854-54-0800
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