コロナ禍で外出機会がめっきり減ったひとり暮らしの高齢者(70歳以上)の皆さんに、楽しいひと時を過ごしていただこうと荒島地区社協が開催。

出演は、米子市を拠点に雅楽の普及に取り組む「鳳鳴雅楽会(ほうめいのうたまひかい)」(森山道弘代表)の舞楽1人、管弦5人。
『捨翠楽(じゅすいらく)』や『青海波(せいがいは)』、そして園児向けに何とアニメ「となりのトトロ」を奏で、園児やお年寄りも合唱し、温かな雰囲気に包まれました。最後は、雅な『陵王』の舞いの披露もあり、1時間余の演奏に詰めかけた一般の方も含め約80人から「初めて本物の雅楽を見られ、音色と舞いに感激しました」と喜ばれました。

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梅雨期の開催とあって、遠隔地で車のない高齢者向けに安来市社会福祉協議会のマイクロバスを手配し、各自治会担当の民生児童委員が同乗して送迎し、参加者の安全確保に努めました。
また会場に隣接する寺院には2か所の駐車場提供を快諾していただき、加えて民生児童委員だけでなく趣旨に賛同した自治連会長、婦人会長、交流センター館長や職員も駐車場入り口に立ってもらい大変心強く、円滑な鑑賞会成功につながりました。

独居高齢者向けの事業ではありましたが、一般町民からも鑑賞希望が続々寄せられ、関心の高さが伺われました。
少子高齢化・世帯数減が叫ばれていますが、こうした社協と地元との連携協調につながる事業を一つひとつ増やしていき、次世代を担う子どもからお年寄りまで、全世代にわたる福祉の向上発展の一助となればと考えています。

 

安来市社会福祉協議会  https://www.yasugishakyo.com

鳳鳴雅楽会 https://www.instagram.com/houmei_no_utamahi/