益田市社会福祉協議会では、平成28年度からフードバンク事業を展開しています。これは平成27年度に益田市社協が生活困窮者自立支援事業を受託したこともあり、今、困っている人を支援するための手段のひとつとして開始したものです。最初は不安もありましたが、益田市民の方々に継続的なご支援をいただき、今日まで事業を続けることができています。また、寄贈されたお米は市内の子ども食堂にも提供させていただいております。

 

保存設備がないため、生鮮食品の取り扱いが(現状では)できない、似たような食品が集まりやすい、需要と供給のずれが生じるなどの課題は抱えています。しかし、小さい子に喜ばれるお菓子や飲料、困窮世帯を意識したガスコンロとボンベのセットを寄贈していただくなど、相手のことを思いやった品の提供も近年増えており、市民の方たちの優しさを嬉しく感じています。

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その人が抱えている困難は、相談を受けたその瞬間に解決することはほぼありません。お金のことや仕事や居場所等、時間をかけて少しずつ解決への方向へ進めていくことが多い中で、フードバンクは即効性のある支援の形のひとつとなります。これからも皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

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