乃木地区国尾自治会では、民生児童委員と福祉推進員が普段から見守り活動を実施しています。見守り訪問をしてもなかなか会う機会の少ない世帯や、気になる世帯があり、湖南地域包括支援センター(※1)とコミュニティソーシャルワーカー(※2)とともに自宅訪問を実施しました。

 

その後民生児童委員、福祉推進員の見守り訪問だけでなく、地域で暮らす皆で普段からの声掛けや、困りごとに対する支援ができる地域を目指していこうという声があがり、住民でグループワークを実施することになりました。

 

「筋力低下・外出困難・ゴミ出し問題」を取り上げた事例をもとに、包括職員で台本を作り、福祉推進員に寸劇をしてもらい、それに関してグループワークを実施しました。住民としての立場で様々な意見がでました。 

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個別の自宅訪問では、何かあれば相談する場所があるということで安心につながったというお言葉をいただきました。

個別訪問を通じて、地域全体でできることはないか?という話になり、住民によるグループワークを実施することになりました。結果を通して、地域住民が漠然と感じている疑問や不安が具体的に浮かび上がってきました。

 

グループワークを通じて、「もっと介護保険制度について知りたい」「制度の概要はわかるが手続きやどうやって相談につなげていいかわからない」といった声があがり、住民向けの介護保険勉強会を開催することとなりました。また、移動の問題も出たため、福祉用具事業所の協力を得て、シニアカー試乗会・福祉用具展示会も同時開催予定です。
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※1 地域包括支援センターは、高齢者の方、そのご家族が住みなれた地域で、尊厳あるその人らしい生活を継続できるように、相談から各種のサービスにつなげる支援等を行っています。詳しくはこちらをご覧ください。

http://www.shakyou-matsue.jp/chss/business.html

 

※2 コミュニティソーシャルワーカー(CSW)とは、地域住民から寄せられた相談などをきっかけに、個別に必要な支援につなげ、地域のネットワークづくりなどに取り組む専門職のことです。